総入れ歯にしたおじいちゃんの認知症がよくなった!?
こんにちは。
JR八王子駅・京王八王子駅から徒歩3分の「八王子旭町デンタルクリニック」です。
このタイトルを見て、「総入れ歯にして認知症がよくなるなんて、本当?」と、思われたかもしれませんね。
都市伝説のように聞こえますが、実は、あり得る話なのです。もちろん、個人差はあります。
では、なぜ総入れ歯で認知症がよくなる可能性があるのでしょうか?
まず、総入れ歯を入れる前の「歯が抜けたままのおじいちゃん」は、どんなものを食べていたと思いますか?
歯がないと固いものは噛みにくいですから、おそらく「やわらかいもの」が主だったと考えられます。
あまり噛まずにいると、顎の筋力が低下するだけでなく、脳への刺激が減ってしまいます。
脳への刺激が減ると、脳の活性化が鈍くなり、認知症になるリスクが高くなるといわれていますから、おじいちゃんは認知症が進んでしまったといえますね。
もう1つのポイントは、このお話のおじいちゃんが「総入れ歯」にしたこと。
認知症には、歯の本数も関係があるのです。
ある調査では、65歳以上の高齢者で、歯がほとんどないのに入れ歯を入れていない人は、20本以上歯がある人に比べて、認知症発症のリスクが1.9倍になったと報告されています。
ご自身の歯が20本以上残っているのが理想ですが、入れ歯で歯を補ってしっかり噛めたら、ご自身の歯と同じくらいの効果が期待できますよ。
ここまでの話をまとめると、【歯が抜けたままにしていたおじいちゃんは、総入れ歯にして噛む力を補ったから、脳が活性化されて認知症がよくなった】といえそうです。
平成29年度の高齢者白書によると、2012年の認知症の患者数は約460万人、65歳以上の高齢者人口のおよそ15%だったと報告されています。
また、その割合は年とともに増加し、2025年にはおよそ20%、なんと5人に1人が認知症になるという推計もあります。
超高齢化社会に向かっている現代では、認知症は、 決して他人事ではありません。
これから先も20本以上の歯をキープして、心身ともに健康でいたいですね。
八王子旭町デンタルクリニックでは、患者さまのお口にぴったり合う入れ歯をお作りします。
お気軽にご相談ください。