忙しい方にぴったりの
1 day treatment
1 day treatment とは、歯を削って修復物で補う治療を最短1日で完了できる治療のことです。通常は歯科医院で取った歯型を技工所に送ってから詰め物や被せ物を製作するため、往復の時間も含めて装着までに1週間ほどの期間を要します。
当院では、コンピューターによって修復物の設計などができる「セレック」というシステムを導入し、詰め物や被せ物の製作を院内で完結。これにより、歯科技工所へ依頼していた時間や費用を抑えられ、さらに通院の回数も1回で済むケースが増えました。「何度も歯科医院に通う時間がない」という方は、ぜひご相談ください。
歯科専用のCAD/CAMシステム「セレック」
セレックとは、コンピューター制御によって歯の修復物を設計・製作できる歯科専用のCAD/CAMシステムです。歯科医療の先進国・ドイツで生まれた画期的な治療法としてヨーロッパ諸国やアメリカを中心に広がり、世界で1,000万以上の症例と20年にわたる実績を誇ります。
日本ではまだ導入医院は少ないですが、患者さまへのメリットが大きいと判断し、当院は導入に踏み切りました。
3D光学カメラでスキャンするだけでお口の中を精密に把握できるため、印象材を噛みしめる不快な型取りがいりません。また技工所を通さないため、従来よりも価格を抑えつつスピーディーに詰め物・被せ物を患者さまにお届けすることができます。
5つのメリット
コストを抑え、短時間で製作
従来のように歯科技工所に依頼する必要がないため、人件費や配送費などが抑えられ、低コストにて患者さまにご提供することができます。院内ですべての作業ができるので、時間の短縮にもつながります。
修復物の精度が高い
セレックシステムでは3D光学カメラで口腔内を撮影したデータをもとにコンピューター上で設計し、ミリングマシンという歯科素材を削る機械を使って詰め物・被せ物を製作します。
すべてコンピューター制御によって製作するため、技工士の経験値に左右されることなく精密でぴったり装着できる修復物が完成します。
患者さまの負担が少ない
印象材を噛みしめる不快な型取りが不要になるため、口の中に物が入ると吐き気をもよおす「嘔吐反射」が強い方も安心です。また、これまでは「型取り」「装着」と最低2回は必要だった通院回数が、多くのケースで1回にできる可能性が高くなりました。さらに、詰め物や被せ物に金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。
再発リスクを軽減できる
従来の治療法では削った箇所を補うために仮の修復物を入れ、1週間程度お待ちいただく必要がありました。その場合、仮の修復物の隙間から細菌が入りこむなど病気の再発リスクが高くなってしまいます。
1 day treatmentは、歯を削ったその日のうちに詰め物や被せ物を装着することも可能なので、病気の再発を防ぎ、歯を長持ちさせることにもつながります。
見た目が美しく長持ちする
詰め物や被せ物などの修復物には、高品質のセラミックを使用します。
セラミックは天然の歯に近い白さや光沢、透明感が再現できる素材です。ご自身の歯になじむように細かな色合いも選択できます。
さらに、表面がツルツルしているので歯垢がつきにくく、耐久性が高いのも特徴です。一般的な保険診療の修復物に比べて、セラミック製の修復物は10年以上長持ちすることもめずらしくありません。
5STEPで装着
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- STEP1
- むし歯を削る、または古い詰め物や被せ物を除去する
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- STEP2
- 専用の3D光学カメラで口腔内を数分間撮影する
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- STEP3
- 撮影したデータをもとに、コンピューター上で詰め物・被せ物を設計
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- STEP4
- 設計図に従って、ミリングマシンがセラミックのブロックを削り出す
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- STEP5
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完成した詰め物・被せ物を歯に装着
※症例によっては、1日で完了しない場合もあります