むし歯予防の効果を上げる「寝る前の歯磨き」
こんにちは。
JR八王子駅・京王八王子駅から徒歩3分の「八王子旭町デンタルクリニック」です。
さて、問題です。
1日のうちで最もむし歯予防の効果が高いといわれる歯磨きのタイミングはいつでしょう?
朝起きてすぐ? それとも食後?
もちろん、毎食後の歯磨きは大切ですが、答えはタイトルにもある通り「寝る前の歯磨き」です。
この記事では、さらに、むし歯予防の効果を上げるための「正しい歯磨きの方法」や「おすすめアイテム」を紹介します。
食後に歯磨きをすることは大切ですが、最も優先したい歯磨きのタイミングは寝る前です。
その理由は、眠っている間は唾液の分泌が低下し、お口の中が乾燥するため、むし歯菌の活動が活発になるからです。
唾液には汚れを洗い流してくれる自浄作用や抗菌作用があるのですが、就寝中は唾液が口内に行き渡らないため、その効果が大きく下がってしまいます。
だからこそ就寝前はしっかり歯を磨いて、お口の中の細菌を減らしておくことが大切です。
眠っている間にむし歯を進行させないようにしましょう。
むし歯にならないためには、歯磨きで歯垢をしっかり取り除くことが大切です。
【予防効果を上げる!正しい歯の磨き方】
●歯ブラシはペンを持つように握る
余計な力が入らないので、歯ぐきを傷つけにくくなります。
●歯ブラシの毛先をきちんと歯に当てて磨く
毛先を歯に対して90度に当て、歯と歯ぐきの境目は45度に当てます。
●ブラシが広がらない程度の軽い力で磨く
歯の表面は5~10mmの幅、歯と歯ぐきの境目は5mm幅を目安に小刻みに動かして、1~2本ずつ磨きます。1カ所20往復程度を目安にしてください。
●歯ブラシの先を使って磨く
磨きにくい前歯の裏や奥歯は、歯ブラシを縦に入れたり、歯ブラシの先を使ったりして磨きましょう。
むし歯になりやすいところをご存知ですか?
お口の中全体をきれいに磨くことはもちろんですが、むし歯になりやすいところを知って、そこを念入りに磨けば、むし歯予防の効果がアップします。
それは、歯ブラシが届きにくく、歯垢がたまりやすい「歯と歯のすき間」です。この部分はデンタルフロスや歯間ブラシなどの歯間清掃具を使用するのがおすすめです。
正しい歯磨きをしても、歯ブラシだけでは60%程度しか歯垢が掃除できないといわれています。
通常の歯磨きに歯間清掃具の使用をプラスすれば、清掃効果が高まりますね。
「歯と歯ぐきの境目」「奥歯の噛む面」も、歯垢が溜まりやすい場所なので、ただなんとなく磨くのではなく歯垢を掻き出すイメージで、しっかりと汚れを取り除きましょう。
八王子旭町デンタルクリニックでは、丁寧なカウンセリングを心がけています。
患者さまお一人おひとりのお口の特徴に適した歯磨きの方法をアドバイスしますので、お気軽にご相談ください。ご来院をお待ちしています。